浮気の正当性

浮気および不倫という事象について、間髪入れずに「ムリ!」「ありえない!」という女子は非常に多く(まあ、男性も「良くないな」と思いつつ、そんなに強く瞬発的な反応はしない気がする)、また、パートナーに対しても「浮気をしなそう」という条件をあげる方は多いのだと思います。

ええ、まあ、浮気しそうなやつが好きという場合は物好きジャンルに区分されますよね。

 

ただ、浮気する場合には、その浮気実行者の性質によるものと、それ以外の要因も大きく関わっている気がするんですよね。それは、交際が終了した時に「ふられたほうがかわいそう」っていう因果関係を無意識に刷り込まれているのと同じ気がします。

 

この浮気とか振った振られたというのは、個人の問題ではないと思うんですよ。交際している二人の関係性に大きく左右されるのではないかと。

 

例えば、例えばですよ、♂Aくんと♀Bちゃんが交際しているとします。Aくんは家事をこなすし、仕事をしてお金も稼ぐ万能タイプ。一方のBちゃんは、料理はおろかAくんのために特別なことはあまりしません。Aくんからお金をもらって自分の美容のために使っているのがAくんのためといえばそうかも。たまに夜な夜な奉仕しているかもしれませんがw

で、そんな時に、Aのことを前から意識していたCちゃんがAと二人で良い雰囲気になってしまいました(大人数で飲んでいて、二人になっちゃったとか、たまたま帰りの電車が一緒だったとか、なんでもいいですが)。Cちゃんとじっくり話したことがないAくんは、初めてCちゃんを女性として意識してしまいます。ああ、そしたら、Aくんが浮気しちゃっても、あまり責められなくないか、と思ってしまうのです。

 

それはそれで有りそうな話ですよね。

ここでBちゃんが「浮気する男なんてムリムリ」「浮気しないでね」「浮気したら分かれるから」「浮気、ありえない」「浮気、いくない」などと常日頃から口にしているとしたら、ボクはなんかAくんに同情してしまいます。Bちゃんがするべきなのは、浮気をされないように、Bちゃんを失いたくないとAくんが思うようにすることじゃないでしょうか。

AくんとBちゃんが逆の立場でも、これは同じように努力が必要だと思うんですよ。

 

だから、浮気されたとしても、浮気実行者に100%の罪を着せるのではなく、もうちょい自分たちの関係性を振り返っても見ろよ、我が友よ。